デジタルカメラは、レンズで光を集めた画像が撮像素子(CCD、CMOS)に露光して電気信号に変換、解析され画像処理エンジンでデジタルデータへと演算処理されて記録メディア(SDカードなど)に保存されます。
有効画素数1.000万画素のデジタルカメラでは、撮像素子に受光素子の数が1.000万個あることを意味しているのです。
画素のことをピクセルといい画素数が多いほど画像はきめ細かくなり、同じ大きさのプリントであればより解像度が高くなります。
しかし、1インチあたりの画素・ピクセルの数(72ppiでは1インチにピクセル数が72個)は、モニターや印刷用紙などの目的によってかわるため適切なサイズを選択する必要があるのです。
目次
フォトショップ画像の画素数と解像度の関係【初心者用】
デジタル写真の基礎
カメラはレンズに光を通して、絞りとシャッタースピードの組み合わせによって、ISO感度に応じて適正な明るさに調整された光で露光して撮影しています。
デジタルカメラはCCDやCMOSという撮像素子に露光して電気信号に変換するのです。
この変換された電気信号をカメラ内部の電子回路(画像処理エンジン)で演算処理されてデジタル画像データとして記録メディア(SDカードなど)へ保存されます。
画素数
有効画素数1.000万画素のデジタルカメラでは、撮像素子に受光素子の数が1.000万個あることを意味し、その画素・ピクセルの点の集まりで画像をつくりだしています。
1枚の画像を作り上げている画素の総数を画素数というのです。
この画素数が多いほど画像はきめ細かくなり、同じ大きさのプリントを比較したときには解像度が高くなります。
デジタルカメラで使用している撮像素子は、撮影で1度に記録できる画素数は機種ごとに決まっているのです。
画素数と解像度の関係
解像度はモニターやプリントで画像をみる時の緻密さを示す基準のことを示します。
1インチ当たりの画素・ピクセルの数で表され、1インチ当たりのピクセルの数が増えると解像度は高くなり、繊細な色や明るさを表現できるのです。
1.000万画素の写真を例にすれば、長辺3.648ピクセルx短辺2.736ピクセルで画像は構成されているため、72ppi(1インチあたりピクセル数が72個)の解像度で表示すると、長辺128.69cm x 短辺96.52cmという大きなプリントサイズになります。
解像度はプリントする用紙やモニターなどの目的に合わせて適切な解像度を選択する必要があるのです。
72ppiは、一般的なディスプレイと同じ解像度となり、商用印刷では300ppi~400ppi程度の解像度がもとめられます。
解像度の例
- 出力先 求められる解像度
- 商用印刷 350ppi
- 簡易印刷 150ppi
- ディスプレイ出力 72ppi
まとめ
デジタルカメラは、レンズで光を集めた画像が撮像素子(CCD、CMOS)に露光して電気信号に変換、解析され画像処理エンジンでデジタルデータへと演算処理されて記録メディア(SDカードなど)に保存されます。
有効画素数1.000万画素のデジタルカメラでは、撮像素子に受光素子の数が1.000万個あることを意味しているのです。
画素のことをピクセルといい画素数が多いほど画像はきめ細かくなり、同じ大きさのプリントであればより解像度が高くなります。
しかし、1インチあたりの画素・ピクセルの数(72ppiでは1インチにピクセル数が72個)は、モニターや印刷用紙などの目的によってかわるため適切なサイズを選択する必要があるのです。
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