暗い所の感度では人間の目を超えたと言われている撮像センサーの技術、今回Sonyのデジタルカメラで人工的な光で囲まれた夜の街を撮影しました。
Sonyのデジタルカメラαのサイトでは「高解像度、高感度での低いノイズ性能、広いダイナミックレンジをあわせ持つセンサーが撮影領域を拡大します」(ソニーのα7RIIIのサイト)と謳われているのです。
今回高層ビルなどの夜の街を撮影した画像から、夜でも手持ちで撮影ができることを確認できます。
目次
Sony・α7RIIIとα99II高感度耐性・夜でも手持ちで高精細な写真が撮れる
フィルムカメラなどで夜の風景を撮影するとき、高感度のフィルムを使用したり中盤カメラでは、三脚につけてミラーアップしてからのスローシャッターで撮影することが当たり前でした。
遠景を写した夜の風景などはプリントした写真がブレていて(手振れしていて良い写真もありますが)残念に感じたものです。
現在のデジタルカメラであっても、より高解像で広いダイナミックレンジの画を写すには三脚やスローシャッターのためのレリーズなどを使用して撮影する必要があります。
しかし、今回あえて「撮影領域の拡大」にこたえ常用ISO100~3200(a99iiでは常用ISO100~25600)拡張ISO最高102400を謳っているα99IIとα7RIIIを使用して車の中から手持ちで撮影してみました。
手ブレ補正
このふたつの機種の撮像センサーは、有効約4240万画素35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー搭載、解像感を高めるために「ローパスフィルターレス」仕様となっています。
また、5軸手振れ補正(α99IIは最高4.5段、α7RIIIは最高5.5段)やミラーアップのないカメラの構造など、トランスルーセントミラーの有無やマウント以外は同等の機能を持ち合わせているのです。
Capture One Pro12(for sony)でraw現像した写真をご覧になってください。(プロファイルはGeneric、シャープネス・ノイズ除去などは規定値です)
撮影作品
高感度ノイズが見られますが、カメラを手持ちで撮影しているとは思えない高解像な画を写し出しています。
まとめ
Sonyのデジタルカメラの高感度耐性「高解像度、高感度での低いノイズ性能、広いダイナミックレンジをあわせ持つセンサーが撮影領域を拡大します」と謳われたこの技術は、夜間の手持ち撮影を簡単にしかも高画質におこなえる、以前の写真表現を凌駕する新しい視覚表現の可能性を感じさせてくれるのです。
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