SONY・Planar85mmF1.4・Aマウントレンズの描写(Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ZA)

Planar T* 85mm F1.4 ZA

ツァイスのプラナーといえばわかる方も多いと思います。肌の色の感じが綺麗に表現されるとか、赤が綺麗とか。なかでも85mmF1.4のレンズはピント面から滑らかにぼける描写はあまりにも有名です。

このAマウントのプラナーは新品、中古とも比較的安価になっているので、お薦めなレンズになります。

2020年9月2日、LA-EA5が発表され、レンズ内モーター非搭載のレンズはα7Riiiには非対応ですが、α7RIVに対応し、広範囲なAFや瞳AFなどの高機能が、最新のEマウントボディで使用できるようになっています。




SONY・Planar85mmF1.4・今が買い時のAマウントレンズの表現

上の写真は、ハッセルブラッド標準レンズのCarl Zeiss T* Planar CF80mm F2.8 

平坦(プラーン)を名称の由来とするプラナーは、絞りを挟んで前後対称のレンズ構成を基本としたダブルガウス型の発展過程における代表的なレンズです、高画質なゾナータイプと比較するとバックフォーカスが長くとれること、像面湾曲にすぐれていることが挙げられます。コーティング技術の発達により画質が改善されたことも関係し、ミラーボックスを内包する一眼レフが普及した時代、特に焦点距離が標準レンズ領域では、バックフォーカスが短いゾナータイプよりプラナータイプが看板レンズになったと言われているのです。

上の写真は、ミラーボックスのないEマウントのカメラですが、標準レンズにこだわりのプラナータイプが採用されています。(α7RIIIに装着したPlanar T* FE 50mm F1.4 ZA)

参考URL・『Circulation – Camera』「カメラの豆知識~レンズ名称と歴史」・『Wikipedia』「プラナー」

伝統的なPlanarのなかでもツァイスとソニーが共同開発でつくられたZeiss Planar T* 85mm F1.4 ZAは、高画質なソニーのセンサーでオートフォーカスが使える優れた描写の銘レンズのひとつ、撮影された写真を見れば心が動くはずです。

上の写真は、α99II に装着した Planar T* 85mm F1.4 ZA

下の写真は、筆者が所有しているツァイスレンズです、画面向かって左上のレンズが「Planar T* 85mm F1.4 ZA」になります。

ハッセルブラッド・コンタックス・ソニーEマウント・Aマウントのツァイスレンズ


純正フードを装着したPlanar T* 85mm F1.4 ZA

外観と機能

静粛性のあるレンズ駆動方式が主流なオートフォーカスですが、このレンズはお世辞にも静かとは言えないボディ駆動方式です。しかしオートフォーカス時にフォーカスが回らないオートクラッチ機能を搭載したAFの精度は良好でフォーカスホールドボタンやボディに装着した時のホールド性など操作性にも配慮されてます。

最大径:81mm、全長75mm 質量約640gマットブラック塗装に青いZEISSのバッジは手に取ってついつい眺めてしまうような綺麗な外観です。

撮影作品

絞り羽根の枚数は9枚で点光源では開放1.4でボケがレモン型になりますが、少し絞ると綺麗に円形でF2.8で少し角ばってきます。




αカメラ関係の記事

諧調の滑らかさを感じる SONY α99IIレビュー・その1 誰でも簡単にピントが合わせられる、ハイブリット位相差検出AFシステムα99IIレビュー Sony・α7RIIIとα99II高感度耐性・夜でも手持ちで高精細な写真が撮れる Sony・α99IIレビュー・2020年、Aマウントのレンズが高画質・高性能で使えるボディ・その2 新品でも安価で今が買い時です・ソニー・Aマウント単焦点レンズ(フルサイズ)

まとめ

最新の設計技術が注ぎ込まれた画面全体にわたる高い解像度と、美しいボケ味の両立から前ボケ後ボケなど、なめらかな描写の画質は素晴らしく高解像と柔らかなボケ味を高次元で再現しています。

外観のデザインも高級感がありEマウントのFE 85mm F1.4 GMとはまた違う、プラナーならではの描写を楽しんでみてはいかがでしようか?


Sony・α7RIIIにLA-EA4を介して装着している写真(マウントアダプターLA-EA4ではAFが3点クロス15点の専用位相差センサーのAFになります)

2020年9月2日、LA-EA5が発表されました、レンズ内モーター非搭載のレンズはα7Riiiには非対応のようですが、α7RIVに対応しています。これでレンズ内モーター非搭載のAマウントレンズも広範囲なAFや瞳AFなどの高機能が、最新のEマウントボディで使用できるようになっています。

詳しくは、ソニーのホームページでご確認ください。マウントアダプターLA-EA5


参考URL