サイトを多くの人に見てもらうためには、どんなキーワードで上位表示を目指すのか選定する必要があります。
「ビックキーワード」「ミドルキーワード」「スモールキーワード」や「トレンドキーワード」などを意識して記事を作成することが重要です。
「キーワード」に対して「適切な情報を適切な構成で文章にする」ことで、検索上位表示される事を目指します。
また、スマートフォンなどの端末が7割である2020年の現在では、モバイル対応サイトである「モバイルフレンドリーなレスポンシブデザイン」のサイト設計が必要となるのです。
特に個人で作成するようなサイトで上位表示させるには、キーワードを絞ったサイト設計が必要です。「ミドルワードやスモールワード」で狙う事や内部リンク構造が重要になります。
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1・超初心者のSEO対策の基本、検索エンジン最適化とは? 2・SEO対策の基本・順位期間と分類・必須ツール【超初心者用】 4・SEO対策の内部対策とリサーチ方法の基本【超初心者用】 5・SEO対策キーワードから骨組みとタイトルを考える【超初心者用】 6・リード文と本文を書く・SEO対策の基本【超初心者用】目次
SEO対策、キーワード選定とサイト設計
キーワードの意義【重要】
Googleの検索エンジンは「巨大なQ&Aシステム」検索ユーザーは疑問や問題の回答を検索結果に求めます。
検索者の疑問・問題・ユーザーの問いの「言葉」がキーワードということになるのです。
良質なコンテンツを作成するためには「検索ユーザー」がどんな「疑問や問題」を持ち検索しているのかを的確に受け取らなくてはなりません。
キーワードはSEOを行う側が検索ユーザーとアクセスする手がかりとなります。
そのためまず上位表示するキーワードを見つけるためのキーワード選定という作業が重要になるのです。
キーワードの種類
キーワードの種類は三つあります。
例えば、検索ユーザーが「photoshop」を調べていた、問題を抱えていたとします。
ビックキーワード=「photoshop」 ミドルキーワード=「photoshopブラシ」 スモールキーワード=「photoshopブラシ追加」「photoshopブラシサイズショートカット」
検索語句の数がひとつの単語のものを「ビックキーワード」といい、ふたつの単語のものを「ミドルキーワード」3語以上のものを「スモールキーワード」と呼びます。なかには1語でも検索需要が少なければミドルキーワード、2語でも検索需要が多ければビックキーワードと呼ばれるのです。
種類ごとの難易度
ひとつの語のみ「ビックキーワード」の上位表示は非常に難しく、「ミドルキーワード」「スモールキーワード」の順で難易度は下がります。
検索ボリュームも同じように多い方から「ビックキーワード」>「ミドルキーワード」>「スモールキーワード」の順になっているのです。
そのため「ビックキーワード」「ミドルキーワード」で上位表示を目指すことがひとつの目標となります。
内容・認知度ごとの難易度
キーワードの内容によっても難易度は変化します。例に出している「SEO」などは多くの業者が組織的に総力を挙げて上位表示を競っているため、難易度は高くなるのです。
上位表示される難易度は、その言葉の認知度とビジネスとの関係で決定しています。
なのでビジネスとは直接的に関係が浅いワードは、難易度も下がるのです。
このような難易度については、検索ボリュームとリサーチによってある程度知ることができます。 下記のページをご覧ください。
【4・内部対策とリサーチ方法】 【5・キーワードから骨組みとタイトルを考える】
トレンドキーワード
検索されるキーワードは毎日更新しています、前日まで全く検索されなかったキーワードが何かの関係で検索され始めることがあるのです。
この新しく生まれたキーワードは、テレビやニュースなどで取り上げられることで検索ニーズが増えます、全くこのワードに関わるコンテンツがネット上に存在していない事も関係して、そのワードに関わることを記事にすればあっという間に上位表示されることがあるのです。
このようなワードを「トレンドワード」「トレンドキーワード」といいます。
トレンドキーワードをみつける
ニュース記事やTwitterの「トレンド」を参考にしながらトレンドキーワードを見つけます。
具体的にはネット上のニュースから新しい言葉や、気になる言葉などを抜き出すのです。
そのワードを「Googleトレンド」で検索して、過去から現在までの検索需要の変遷を確認します。
グラフを確認して右肩上がりに上昇していれば、トレンドワードの可能性が高いことがわかるのです。
Twitterはトレンドワードの宝庫なのでタイムリーなワードを見つけだす事もできます。Twittrend(ついっトレンド)は参考になるのでここからワードを探してみるのも一つの方法です。
トレンドワードを見つけることができるとサイトに大量のアクセスを集めることができるので、探してみる価値はあります。
トレンドワードの注意点
トレンドワードは一過性のアクセスになるので、流行が過ぎると需要が無くなります。
多くのアクセスは望めないが、常に一定の需要があるワードでの上位表示ができればSEOは安定する。しかし、このようなワードは競合他社が多いこともあるため、一過性のトレンドワードを併用することでアクセス数を飛躍的に伸ばすことができます。
モバイル対応サイトで作成する
現在インターネットのユーザーはモバイル端末での利用が約7割になると言われています。
そのためモバイル対応サイトであるモバイルフレンドリーなレスポンシブデザインのサイト設計が必要となるのです。
Googleが提供しているサーチコンソール内では、サイトがモバイルフレンドリーであるかどうか判定できます。また問題があった場合にはモバイルユーザービリティで通知してくれる機能があるため、どこを修正するべきか確認できるのです。
サイト規模が50ページを超える場合には、HTMLで作成するよりはWordPressで作成するほうが、おすすめです。
基本はキーワード
SEOを考えてサイトを作る場合、キーワードを中心に設計していくことが重要になります。
SEO効果のあるページがトップページのみとなる事業者などのホームページでは、アクセスの入り口が1つになります。
SEOを意識して1つのキーワードで上位表示を目指して10ページ作成したサイトでは入り口が10個になり、50ページ作成したサイトでは50個の入り口が存在することになります。
そのため、アクセスを呼び込もうとした場合、入り口が1つの事業者などのホームページでは不利になるため、自社都合のページとは別に、キーワードの入り口を増やすアクセスを呼び込むためのコンテンツが必要になります。
コンテンツを増やすことで重要なことは2018年からGoogleでは「専門性・権威性・信頼性」が重視されるため、このことを意識した「専門性」に絞ったキーワードでのサイト設計を行ったページ構成のコンテンツを制作します。
そうすることで事業者のサイトでも、検索エンジンの上位表示させることができ、サイトへのアクセスを増やすことができます。
サイト設計の具体例
「webデザイン」というキーワードに絞ってサイトの設計をします。
関連キーワードを『goodkeyword』で検索してキーワードを抜き出すのです。
「webデザイン」の属性を書き出します。
- webデザインを学びたい人
- webデザイン関係の仕事をしたい人
- webデザインのアイデア、制作方法を探している人
- webデザインの記事作成の発注先を探している人
という感じに分類するのです。
ターゲット層を絞ります、広く考える場合は全てをターゲットに考えるのです。
この例では解りやすく絞り「webデザインを学びたい人・学んでいる人」にターゲットを絞ります。
サイト設計図を作る、第二階層のワードを決める
ミドルキーワード、スモールキーワードとして繰り返し出てくるキーワードを選び出します。
- webデザイン独学
- webデザイン勉強
- webデザインスクール
- webデザイン トレンド
- webデザイン ポートフォリオ
これらのミドルキーワードは、他の単語と組み合わせて何度も検索されているワードなので検索需要が多くサイト設計上重要になります。
「webデザイン」での上位表示は、これらのミドルキーワードを無視しては不可能になるのです。
トップページの下に「独学」「勉強」「スクール」「トレンド」「ポートフォリオ」というカテゴリを作り第二階層とします。
第三階層のキーワードを選ぶ
第三階層はカテゴリの第二階層のはいるスモールキーワードを抽出して選び出します。
「勉強」というキーワードの例
- 勉強
- webデザイン勉強(index.html)
- webデザイン勉強方法
- webデザイン勉強無料
- webデザイン勉強法 本
- webデザイン勉強法 無料
- webデザイン勉強法独学
- webデザイン勉強 サイト
- webデザイン勉強時間
- webデザイン勉強 オンライン
- webデザイン勉強 模写
このような感じでそれぞれトップページ下の第二階層のカテゴリに第三階層のカテゴリを入れることでサイトを設計していきます。
第二階層のカテゴリに第三カテゴリページを上記のように入れていくと、個人で作成することは不可能になるため、一人で作業する場合はダウンサイズして作成してくことになるのです。
ダウンサイズのサイト設計
上位表示を狙うサイトのキーワードをミドルキーワードもしくはスモールキーワードに設定してサイト設計していきます。
トップページ(会社概要・ご挨拶・サービスの紹介など)に加えて任意のミドルキーワード・スモールキーワードで上位表示を狙ったカテゴリを設けるのです。
第一階層の下に第二階層を横に並べるという構造で、小規模なサイトは設計していきます。
入口ページとして、スモールキーワードを狙った内容のしっかりしたサイトページを1.2ページ追加するだけでアクセスは2~3倍に増えることもあるのです。
「ミドルキーワード」「スモールキーワード」でしっかりと狙えば、競合サイトの数や強さにもよりますが、小規模なサイトで全てが第二階層横並びでもSEOは可能になり「ミドルワードやスモールワード」での上位表示ができます。
ページ数が少ない場合には、内部リンク構造をしっかりと組みGoogleや訪問者などが迷わないでサイト巡回ができるようにする事が重要になるのです。
まとめ
どんなキーワードで上位表示を目指すのか選定する必要があります。
「ビックキーワード」「ミドルキーワード」「スモールキーワード」や「トレンドキーワード」などを意識して記事を作成する必要があるのです。
常に一定の需要があるワードはSEOは安定しトレンドワードは一時的にアクセスを増やすことに有用です。
これらの性格を認識してうまく併用することが必要になります。
検索されるワードで「適切な情報を適切な構成で文章にする」ことで、検索上位表示される事を目指します。
また、スマートフォンなどの端末が7割である2020年の現在では、モバイル対応サイトである「モバイルフレンドリーなレスポンシブデザイン」のサイト設計が必要となるのです。
特に個人で作成するようなサイトで上位表示させるには、キーワードを絞ったサイト設計が必要です。「ミドルワードやスモールワード」で狙う事や内部リンク構造が重要になります。
参考文献、滝口健太郎『「SEO対策」超入門2020』Amazon Services International, Inc、2020年、松尾茂起『沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲− ディレクターズ・エディション』Mdn、2015年、染谷昌利『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』インプレス、2013年