4・SEO対策の内部対策とリサーチ方法の基本【超初心者用】



内部対策を正しく行わないとサイトをうまく設計しても、上位表示が望めなくなります。

サイト内部のソースの記述方法の最適化である内部対策は、Googleのクローラビリティを高めてサイト内を巡回しやすくし、サイトの内容を正確に伝えるための施策となります。

SEO対策のメインの施策は、コンテンツ作成にあるのです。サイト設計で準備したことを具体的なページを作成する前に検索ワード上位にあるページから学んでいきます。


超初心者のSEO対策の関連ページです。知りたい情報のページに行くことができます。1番~6番までです。

1・超初心者のSEO対策の基本、検索エンジン最適化とは? 2・SEO対策の基本・順位期間と分類・必須ツール【超初心者用】 3・SEO対策のキーワード選定とサイト設計【超初心者の基本】 5・SEO対策キーワードから骨組みとタイトルを考える【超初心者用】 6・リード文と本文を書く・SEO対策の基本【超初心者用】

SEO対策、内部対策とリサーチ方法の基本

内部リンクの最適化

サイト内の各ページへのリンクを内部リンクと言います。

サイト内のリンクの貼り方はサイト設計に基づいた、第一・第二・第三階層へと上から下に張り巡らし、横へもつながるようにするのが基本です。

ユーザーが迷わなくGoogleにその構成を伝える目的をはたします。

大事なことはユーザーが移動しやすいことを一番に考える事です。

titleタグの最適化

内部対策の中でも重要なのがtitleタグの設定になります。ページ上位表示を狙うキーワードを含める必要があります。

<title>超初心者が、SEO対策を学んでいるページ(内部対策)</title>

Googleに対してそのキーワードで上位表示を希望する旨を伝える必要があるのです。ページ内容が充実していても、ここにキーワードが含まれていない、または適切でない場合、意図したキーワードでの上位表示がされなくなるので注意が必要になります。

また、titleタグはGoogleの検索結果上にもスニペット(断片)のリンクとして表示される部分になるのです。

meta descriptionの最適化

headタグ内のmeta descriptionには、そのページの要約文を適切に載せる必要があります。

この文章も検索結果のスニペットとして表示されるため重要な要素です。

見出しタグ(h1,h2,h3・・・)の最適化

SEOを意識したサイトの本文は基本的に見出しをこまめに使ってページの構成をGoogleに伝えるのです。

重要なものはh1タグで、これは狙っているキーワードを含めます。1ページに1つのみ使用します。

本文内に使うh2,h3・・・はいくつかっても大丈夫ですが、h2以降は入れ子状になるように使用するのです。

横並びで見出しを付ける場合h2のみをいくつも使います。h2の中に小見出しをつける場合h3を使うのです。

ページ構成が複雑にならないようにh3までにとどめる事をおすすめします。

XMLサイトマップを設置と送信

XMLサイトマップは『サイトマップ自動生成こちらで自動作成できます。ファイル名を「sitemap.xml」にしてサーバのindex.htmlと同じ階層にアップロードします。

Search Console内でGoogleにサイトマップを設置したURLを送信(sitemap.xml)サイト構造を伝えます。ページを追加したり構成が変わったときに送信するのです。

キーワードの詰込みは厳禁

meta descriptionや見出しタグ画像のalt属性、またはコンテンツ本文内に必要以上にキーワードを詰め込む行為はペナルティにつながるためやめましょう。

上位表示を狙っているキーワードは、titleタグとh1タグに各一度だけ記載して他は自然に文章に出てくる場合はいいですが、繰り返しはマイナスになります。

パンくずリスト

ページ数が多いサイトの場合「パンくずリスト」どの階層のページにいるか示す機能を追加する必要があるのです。

WordPressのテーマによってはデフォルトでこの機能が入っています。

ファイルの読み込み速度を意識する

SEOは読み込み速度が重視される傾向にあり画像ファイルなど、なるべくファイルのサイズをおさえるようにします。

CSSやJavaScript等のファイルもファイルサイズを軽くして、無駄なファイルを読み込まないようにして、サイト読み込み速度を早くしましょう。


競合相手のリサーチ方法

上位表示をねらうキーワードで検索して上位10位以内のページを分析します。


競合リサーチのふたつの方向性

「数量的リサーチ」競合サイトの総ページ数や更新頻度や1ページあたりの文字数を調べることです。

「質的リサーチ」実際に競合がどのような記事を書いているか、ページの質を読んで調べることです。

現在のSEOでは「質的リサーチ」が重要になっています。そのため文字数などの数量よりも、ページに書かれている文章の質を考えて作成する必要があります。


数量的リサーチの方法

Google検索で「site:」のあとに競合のURL、ドメインを入力してインデックスされている総ページ数を知ることができます。

検索結果の一番上に約~件と出ます。これがそのサイトのインデックス総数となるのです。

このインデックス総数が多いほうがSEO的に強いと見做されます。100程度のインデックス数であればそれほど強くはありませんが、1000以上のインデックス数があるとかなり強力です。

そのほかに1記事の文字数、更新頻度が関係します。しかし重要なのは文章などのページの質なので、あくまで参考程度と考えます。


質的なリサーチの方法

ページの文章や内容の質の高さを計る方法で、決めたワードで検索上位のサイトのページを読んで、分析します。そしてどの程度の記事を書いていけば良いかを調べていきます。

分析するポイント

記事ページの対象となる読者層の選定をします。ある程度絞ることで文章の方向性を解りやすくしめす事ができるため、他サイトの記事がどのあたりの読者層に向かって書いているのか分析します。

その記事の読者を導いている内容のまとめを見ていくのです。結論としてのまとめがしっかりとしている文章はSEO評価を上げます。

解説の深さと「わかりやすさ」を見ていきます。どこまで細かく説明していて、どの程度簡潔な表現を行っているか、専門用語などを解りやすい言葉に置き換えてどのように「わかりやすく」説明しているかを分析するのです。

図表や画像、動画やSNS、書籍などからの引用など、説明・解説の仕方をみます。これらも「わかりやすさ」を基準とする上位表示される重要な要素になるのです。

独自な体験談や視点など文章の独自性をみます。そしてその独自性がページの信憑性を効果的に上げているかどうか、効果的に挿入されているかどうか調べるのです。


まとめ

内部対策を正しく行わないとサイトをうまく設計しても、充実したコンテンツを用意しても、Googleは正しく認識できないため、上位表示が望めなくなります。

そのためサイト内部のソースの記述方法の最適化である内部対策は、Googleのクローラビリティを高めてサイト内を巡回しやすくし、サイトの内容を正確に伝えるための施策となるのです。

ターゲットにしているワードで検索10位以内に表示されるサイトを分析することで、その分野についての専門的な知識を学ぶことになります。

また上位記事と下位記事を比較して分析することでSEOの基本的な対策を学ぶことに繋がるのです。

さらにそれら上位に表示されるサイトに匹敵する文章が書ければ上位表示される可能性を得られます。


参考文献、滝口健太郎『「SEO対策」超入門2020』Amazon Services International, Inc、2020年、松尾茂起『沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲− ディレクターズ・エディション』Mdn、2015年、染谷昌利『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』インプレス、2013年